日本語入力システムのソフトウェア

9920557現在、パソコンや携帯電話といった機器は世界的に普及しています。
それは法人だけに限らず一般家庭においても同様で、いまやパソコン、携帯電話共々一家に一台ではなく、自分に一台という時代になっています。
こんな中、そのパソコンやメールの用途として多く利用されているのが、メールやインターネットです。
これらの機能があるからこそ、こういった機械はここまで普及したともいえます。
こんなメールやインターネットの際、必ずや行なうことといえば文字の入力ですね。
メールの場合はそもそも文字を打つことが目的ですし、インターネットの場合も検索をする際には文字を入力します。
この軽く使用している文字は、本当は「日本語入力システム」というソフトによって成り立っています。
前もって、機械というものは全世界共通のもの。
日本人ですから日本語を使うというだけであって、例えば日本のマンガや小説などのように、前もって日本語で書かれているというわけではありません。
パソコンや携帯電話を購入した際、自然に日本語で入力が出来るようになっているのは、この「日本語入力システム」が搭載されているからです。
日本語入力システムは、キー入力に対してソフトでの制御を行うことで成立しています。
カタカナや漢字など、複雑な日本語を対応させるのはなかなか難しい技術ですが、現在においては完全に確立していて、いくつかのソフトが開発、販売されています。
その中けれども断然有名なソフトが、「atok」と「Microsoft IME」です。
このatokとMS-IME以外にもたくさんありますが、一般的なのはこのふたつです。

atokとは

日本語入力システムソフトの中それでも、最も普及しているソフトは、「atok」と「Microsoft IME」ですが、このうちの「Microsoft IME」は、ほとんどのWindowsに標準搭載されているので、パソコンを使用している人の多くがすでにやりこなすことができています。
そのため、MS-IMEに関しては、あまり意識しない中で使用方法を覚えたという人が大半ではないでしょうか。
その一方、もうひとつのスタンダードであるatokに関しては、又もや導入する人が多いかと思われます。
atokは、ジャストシステムが開発、販売を通じている日本語入力システムです。
Windows、Macintoshいずれにも対応できるシステムになってあり、その他の多数のOSに対応可能な、ぴったりスタンダードなシステムになっています。
Windows95が普及する以前の、PC-9801時代のパソコンには、「一太郎」というワープロソフトが一般的に標準搭載されていました。
そうして、「WORD」同様、ワープロソフトの旗手であるこの一太郎で使用されていた日本語入力ソフトがatokだったので、昔パソコンとしていたという人には、今や馴染みのあるシステムかもしれませんね。
こんなatokですが、その名称の由来は、「Advanced Technology Of Kana-Kanji Transfer」の各頭文字から取っています。
これはそれほど近年になって明らかになったことで、それ以前にはいくつもの諸説が存在していました。

atokの歴史

パソコンが爆発的に一般家庭に普及したのは、Windows95が発売されてからです。
それ以前は、パソコンはどちらかというとマイナーな存在でした。
会社で使用する人はいましたが、それもどちらかというと特殊な業種という印象が強かったように思えます。
1980年代はとにかく、パソコンといっても、きちんと今ひとつ人が多かったのではないでしょうか。
atokが産声を上げたのは、その1980年代初頭でした。
そのころは未だにこの名称ではなく、元々はロジックシステム社という会社向けに作成されたかな漢字変換ソフトでした。
その後に、当時のパソコンの標準OS「CP/M」への対応が行われ、「KTIS」という名称が置きられます。
そうしてこの後、1983年に当時の最新鋭パソコン「NEC PC-100」のワープロソフト「JS-WORD」に対応した日本語変換システムとして採用され、そのパソコンの後継機主である「NEC PC-9801」のワープロソフトに採用された際に「atok」という名称が付けられました。
尚、当時は「atok3」という名称だったようです。
atokが日本語変換システムとして独立したのは、この後の「一太郎」誕生時です。
この際、名称は「atok4」として、ワープロソフトと日本語変換システムが独立して存在出来るようになったのです。
atokは、その質の高さから瞬く間に普及し、あっという間に日本語変換システムの代名詞的存在となりました。
その後、Windowsになり、またワープロソフトも「WORD」が普及したことで、シェアそのものはMS-IMEがトップとなりました。
ですがその後もatokの質の高さは変わらず、標準搭載のMS-IMEからatokに切り換える人も多いため、現在もその迫力を指し示し続けています。

atokのバージョン

基本的に、日本語入力システムは、ワープロソフトとの共存システムという側面があります。
そうしてこれは、システムがソフトとして独立して以降も変わりはありません。
ただ、以前はパソコンで入力を行う際には「一太郎」や「WORD」といったワープロソフトを使うケースがほとんどだったのに対し、現在はそうとは限らなくなっています。
でも、日本語入力システムは、ワープロソフトと足並みを揃えているのが現状です。
atokの場合は、「一太郎」がそのパートナーとなっています。
一太郎がバージョンアップを行った際、atokもまた新バージョンへと移行します。
一太郎は毎年バージョンをアップしていくので、必然的にatokも毎年バージョンが変わっています。
その度に、新機能を搭載したり、一層使いやすくなったりと進化してあり、一段と時代に当てはまるシステムへと進化しているのです。
atokはかつて「KTIS」という名称で、その一番初めに採用されたのが1982年でした。
そうして、やっと「atok」という名称になった1984年には、「KTIS2」の次のバージョンということで、ありのまま連番として「atok3」となりました。
その後、一年ごとにバージョンが上がって赴き、1993年にはWindowsやMacintoshにそれぞれ対応した「atok8」が誕生しました。
1996年発売の「atok10」では、Windows95にも対応開始。
その後、「atok17」までは、連番という形の名称となっています。
2005年以降は昨年の一太郎に続き、連番ではなくその年度の西暦の数字が引っ付くようになりました。
2011年のバージョンは「atok2011」といった形ですね。

atokのサービス

パソコンで日本語を入力できるシステムというのが、元々のatokの持つ役割でした。
ですがじりじり時代が変わり、パソコン以外で文字の入力を行う頻度が増えてきています。
そうして、ジャストシステムはその時代の移り変わりに対応すべく、さまざまな拡張サービスや派生サービスを開始しました。
携帯電話の普及により、携帯用の日本語入力システムが必要となった際、いち早くリリースされたのが、「+atok」というサービスです。
「+atok」は、携帯電話だけではなく、カーナビ、ゲーム機、PDAといったさまざまなデバイスに採用されています。
こういった、現代における数多くの機器に対応し、また採用されているのも、atokの質の高さの証明といえるでしょう。
他にも、atok関連のサービスとしては、「atok Pad」といったものがあります。
atokと連動した機能を持つメモツールですね。
基本的には、その名称からもわかる通り、「iPhone」、「iPod touch」向けのサービスだが、「Yahoo!」などでのオンラインサービスけれども利用されています。
この他、「atokダイレクト」や「atok Syncサービス」などのサービスが用意されています。
また、料金の定額化によって、安価での提供を行うサービスとして、「atok定額制サービス」も開始してあり、非常にお得なサービスとしての提供が実現しています。
契約中は無償でのバージョンアップが可能それで、安心して購入ができる点も魅力のサービスとなっています。