atokとMS-IMEの共存

10485744現在、やはり多くのOSに標準搭載されている日本語入力システムは、MS-IMEです。
そのMS-IMEからatokに乗換えたいという人が多い一方で、MS-IMEとatokを使い分けたいという人も、ずいぶん多いのではないでしょうか。
とにかく、atokの存在を知らず、当初はMS-IMEをつぎ込み、それに慣れた人が後にatokを知って導入を検討する場合、atokの良さを確認する一方で、操作に慣れたMS-IMEも残しておきたいと考えるのは、通常ことでしょう。
基本的に、MS-IMEとatokの共存は可能です。
切り替えに関しても、殊に苦しい操作は必要なく直ちに出来るので、複数の日本語入力システムを導入することによるデメリットはありません。
atokを試したい場合は、MS-IMEをアンインストールするのではなく、共存させることをお薦めします。
MS-IMEとatokを共存させる方法は、専ら双方をインストールするだけです。
かつてMS-IMEがインストールされているパソコンの場合は、ただatokをインストールすればOKです。
その時点で、パソコン内にはMS-IMEとatokの両方が搭載されている状態になります。
ふたつのシステムを取りかえる場合は、パソコンの画面下にあるメニューバーのアイコンボタンを使います。
ツールバーには、現在使用している日本語入力システムのアイコンボタンが表示されています。
そこにカーソルを合わせてクリックすると「MS-IME」と「atok」の表示が出るので、転じたい方にカーソルを合わせてクリックし、チェックを入れます。
そうすれば、切り替え終了です。
また、「Ctrl」キー+「Shift」キーもMS-IMEとatokの切り替えは可能です。
ふたつのみの導入の場合は、この操作の方が簡単かもしれません。
ただ、ふたつ以上の日本語入力システムを導入している場合は、アイコンによる方が速いでしょう。

atokのプロパティ登録

近年、パソコンによるゲームのプレイ人口が増えてきています。
更に、オンラインゲームと呼ばれるWeb上で行えるゲームが普及してからは、ゲームに興ずる人が激増しているようです。
オンラインゲームでは再三入力が要求されるので、日本語入力システムは非常に大きな役割を担うことになります。
ゲームですから、場合によっては入力スピードが求められることもあります。
また、ゲーム中にオンライン上で多数の他ユーザーと接触し、会話することもあるでしょう。
その場合も会話は入力で行われますので、より少なく、より正確に入力する必要があり、取り敢えず入力システムの存在が大きくなってきます。
ゲーム上で使用する言葉には専門用語がたくさん、そのゲームだけで扱う単語が多数出てきます。
また、口調をキャラクターに方向づけるため、口語も普段使用するものとは大きく変わってきます。
ただし、これを無闇に登録していると、ゲーム使用時以外に入力を行うときの変換に大きな影響が出てしまいます。
そこで、atokではこういった特定の使用に関する設定として「プロパティ登録」というものを設けています。
「プロパティ登録」とは、ある特定の文書を作成したり、ゲームをしたりする場合、そのジャンルに特化した変換設定を行えるよう、設定のプロパティを個別に登録できるシステムです。
atokのこの機能を用いれば、「入力・変換」「辞書・学習」「校正支援」「キー・ローマ字・色」など、さまざまな点をそのジャンル用にカスタマイズでき、なおプロパティを差し換えることですぐにその設定を寝かせることができ、とても便利です。

atokの単語登録

辞書機能を使えば、個別に単語登録をしなくても一度にたくさんの専門用語を登録できる点がatokの大きな魅力のひとつですが、なので全ての単語を賄えるとは限りません。
例えば、ゲームに使用する専門用語を登録する場合等は専門書が存在しないため、個別に単語登録を行う必要があります。
とはいえ、atokの単語登録は非常にシンプルなので、時間もストレスも陥ること無く利用できます。
単語登録を簡単に立ち向かう方法としては、「Ctrl」キー+「F7」キーという操作がおすすめです。
登録する単語を写し、このキー操作を行うと一気に単語登録ページが開きます。
後は「読み」のところに自分が意図する読みをひらがな入力し、「Enter」キーを圧すか、「OK」ボタンをクリックすればOKです。
これだけで単語登録ができるので、複数の単語を登録する際にも案外時間はかかりません。
辞書登録をしたい場合は、「辞書」のところで辞書の種類を選ぶようにしましょう。
この操作を通じておけば、辞書にも登録されます。
その際には、「品詞」の設定もしっかりと行っておきましょう。
複数の単語を連続で登録したい場合は、「atok単語登録」ウインドウの左下にあるアイコンを押します。
そんなふうにすると単語登録した後もウインドウが消えず、一気に次の登録に進めます。
登録した単語を編集目指す場合は、「Ctrl」キー+「F10」を押し、辞書ユーティリティを開くと良いでしょう。
なのでファイルを解き放ち、ユーザー辞書を開けば割りあてた単語が出てきます。
初めて登録した単語を消去したい場合等は、ここで編集を行いましょう。

atok Pro

atokには、個人用のものと法人用のものとがあります。
通常、家庭で使用するパソコンには個人用のatokを導入しますが、会社で一括して導入する場合等は、法人用を利用するほうが便利です。
法人用のatokは「atok Pro」という名称で開発、販売されています。
「atok Pro」には、最新の変換エンジンや辞書といった機能が搭載されています。
個人向けのソフトにもある機能はもちろん、それ以外にも管理者向けの機能が搭載されてあり、他のatok使用に関するさまざまな情報の統括が可能となっている点がポイントです。
例えば「入力環境の統制」を利用すれば、その部署内で使用している全てのatokの入力環境を簡単に統一できます。
また、「入力情報の収集」ものの、情報を一括出来るシステムもあります。
これらの機能を利用すると、組織で使用するときの行き違いが生じにくくなり、書式の食い違いなどの問題を解消することが可能となります。
機能を極めて追加している法人向けの「atok Pro」は、管理システムを追加しているだけではなく、基本的機能も個人向けより好条件になっています。
そんな意味では、通常のatokの格上げ版といえるかもしれません。
但し、個人でこの「atok Pro」を導入することはあまり愛くるしくないでしょう。
個人では管理者としてのメリットを享受できないので、コストパフォーマンスという点では、さほど望ましいとは限りません。
ただ、多少なりとも高機能な日本語入力システムを導入したいのであれば、利用する価値は十分にあるでしょう。

atok Proのメリット

「atok Pro」には、利用者としてのメリットと管理者としてのメリットの双方が存在しています。
予め、利用者としてのメリットは、基本部分は個人向けのatokと同じです。
校正支援機能が搭載されているので、入力場合誤変換をしたり、誤字、脱字をしたりする可能性が格段に減ります。
また、推測変換が非常にスムーズに浴びるので、入力時間の短縮にもつながります。
会社で使用するメリットとしては、入力書式の統一という点が大きなメリットとなるでしょう。
会社で使用する場合、人と書式が異なると、書類に食い違いが生まれます。
固有名詞を使用する場合は何より、型番や製品名に表記の違いがあると、それが大きなトラブルを招くことにもなりかねません。
こういうリスクを回避出来るよう、書式の統一が簡単に出来るのが「atok Pro」の法人対したる所以です。
管理者側としてのメリットは、コストの削減が第一に挙げられます。
仮に個別に入力システムを導入する場合、その入力環境を統一するためには、それぞれのパソコンを操作して環境設定をしなければならず、そこには給与や教育コストが発生します。
ですが、そこを一括で統一できれば、これらのコストは必要ありません。
文書作成のクオリティを保つ上、コストを燃やすことにも陥るのです。
それに与え、個別に利用しているatokに関し管理者が各種データを把握出来る点もポイントです。
例えば、「打鍵数」をカウントすることで、どの部下がどれだけ文字を打っているかということも把握できます。
これで、仕事の効率、あるいは仕事の量を管理することもある程度出来るわけです。