SEO対策の変遷


インターネット上で商売を通している人やアフィリエイトでお金を儲けようとしている人、あるいはブログなどのコミュニティーで多少なりともみんなをめぐってほしい人など、近年のインターネットにおける集客、訪問者数の増加は、一般人から法人まで需要の幅が広がっています。
インターネットが商売になる、お金を得るために利用できるということは、インターネットの創世記にはとうに語られてはいましたが、ここまで多くの人がそのことに対して積極的に打ち込むということは、当時は想定していなかったでしょう。
今や、インターネットにおいてどれだけみんなに足を運んで味わうかということは、一つの分野として研究されています。
マーケットにおける宣伝・広告の手法として、ある意味それ自体が一つの仕事形態としてつつあるくらいです。
そうして、その中心を担うのが「SEO」と呼ばれる方法論です。
SEOとは、検索エンジン最適化のことです。
ビックキーワードやロングテールなど、SEOにはいくつかの種類がありますが、基本的には「検索エンジンで多少なりとも上位の結果にサイトが表示されるようにするためのオリジナリティー、方法全般」を指します。
SEOを行うことによって、サイトに多くの人が集まるようになるのです。
SEOの方法は、時代と共に変わってきています。
昔は単純に、多少なりとも検索されやすいキーワードをそのサイトに並べるなどというものが主な手法でした。
ただし、今はこうした方法だけではなく、ロングテールなどの様々な手法が試されています。

ロングテールとは

以前と見比べ、近年のSEOはかなり多様化してきていますが、その構図は近々「ロングテール」vs「ビッグキーワード」になりつつあります。
当然、これはあくまでも極端な構図ではあります。
じつは、これらの方法は重複も可能ですし、それ以外の様々なSEOの方法が開発され、また研究が保ています。
ただ、この二つがSEOの中心であることには変わりありません。
では、この中のロングテールについてみていきましょう。
ロングテールとは、英語で「長い尻尾」を意味します。
その由来は「べき乗則」に従い、縦軸を販売の量、横軸を銘柄として商品セールスのグラフを作った場合に、売り上げの少ない商品の名前が長く伸び、グラフが「L」ものの形になり、横に伸びた部分が恐竜の尻尾のように映ることからきています。
ロングテールという言葉の意味そのものは、そのめったに売れていない商品こそが大きな収入源である、というところにあります。
つまり、尻尾の部分、売り上げ自体は低い商品こそが、市場における主役であるという考え方です。
上記のとおり、この尻尾の部分は確かに別個はセールスは少ないですが、相当横に長く伸びてあり、これらの累積が収入源として大きな役割を果たしているという見方ができます。
つまり、目玉ではなく、それ以外の商品の重要性を説いているものですね。
そのロングテールの考えが、ただただSEOとして利用されているのです。

通常店舗とネット店舗


元々、SEOにおいて方法において用いられているロングテールという考えは、通信販売の最大手であるAmazonや、アメリカのオンラインDVDレンタル店などにおける会社モデルの解説として提唱されたものでした。
つまり、通信販売、インターネットによる商売の方法論として構築された理論と言えます。
現に、ロングテールという方法を解説する上では、Amazonという大手通信販売会社のデータを見極めるのが一番わかりやすいと言われています。
通常の店舗、つまりネットの店舗ではなく普通のお店の場合、売り上げ上位の商品にかなり力を注ぐのが定石と言われています。
例えば普通のお店では、売り上げの上位の20%の商品が、全体の8割の売り上げを占めるのが同様という会社モデルがあります。
要するに、商品1~商品100という100個の商品があり、ひと月に100万円の売り上げを記録するお店において、商品1~商品20が売り上げのトップ20だとしたら、その1~20が80万円の売り上げをひと月に上げ、残りの商品21~100が20万円を儲けるということです。
これはパレートの法則と言われています。
そのため、各店舗ではこの商品1~20をとにかく揃えておく必要があり、必然的にそれらの商品を重視する体制が作られます。
逆に言えば、残りの21~80、つまり売り上げ的には20%分しかない商品は軽視されるということです。
何故それほどなるかというと、もの流や在庫管理にかかるお金の関係上、上位の商品のほうが圧倒的にコストパフォーマンスがいいからです。
但し、Amazonをはじめとしたネット店舗ではこの限りではありません。
その点がSEOに応用されているのです。

ロングテールとネットショップ

通常の店舗やショップの場合は、それぞれの商品に最適コストがかかります。
買い取る場合に料金が発生し、一層在庫として保管、管理することに関してもコストが必要です。
この点が、切り札重視という考え方につながっていました。
これは、SEOにおけるビッグワードの方法と重なります。
但し、通信販売の場合はこの限りではありません。
通販の場合は、もの流や管理に必要なコストが、従来の店舗と比べると全く少なくて済みます。
というのも、通販の場合、各都道府県、あるいは各地域に支店を構え、それらの支店それぞれに商品を出す必要のある従来の店舗と違い、一つの場所に巨大な倉庫を構えれば、後はそこから商品をユーザーに押し出すだけでいいからです。
従って、店舗自体の維持費やもの流、管理コストはかなり少なくなります。
実際、Amazonはテレビでも取り上げられているように、巨大な倉庫を有し、なので商品を一括管理することでコストを取り除き、商品数やジャンルを増やしています。
こういったこともあって、以前のような切り札偏重主義がウェブストアにはなく、その結果、上位だけではなく軽視されてきた8割の商品にも目が対しられるようになりました。
つまりは、品ぞろえの多寡。
よく売れない商品であっても、それを取り揃えることでお店に価値が出てくるという考えです。
また、こうした商品を数多く集めることで大きい要望に応じられ、広いユーザーを獲得出来るということもあって、ロングテールという仕事モデルが誕生しました。
ロングテールは、通信販売における成功例のとにかく顕著なモデルと言われています。
SEOの方法論として利用されるのも、その成功があってこそなのです。

フィルター


管理もの流コストを取り除き、商品の種類を大幅に繰り返すことで市場を支配するという会社モデル。
それが、SEOの方法論において応用されているロングテールを何よりシンプルに紹介する文と言えるでしょう。
そんなロングテールには、会社に利用するにあたり、いくつかの種類に分けられています。
一旦、SEOとして応用もされている検索エンジンへの利用です。
後ろの方の全体の80%、つまりテールの部分に対しフィルターをし、需給のマッチングを補助するサービスとして、「フィルター」という言葉が用いられています。
フィルターとは、簡単に言えばふるい落としですね。
「えり抜き」という言い方もされます。
数ある物の中から、特定、あるいは上位のものを選び抜くというものです。
つまり、テールの部分をフィルターするというのは、80%の部分を厳選してユーザーに紹介するという意味です。
これをGoogleやYahoo!などの検索エンジンにあてはめてみましょう。
Googleなどでキーワード検索を行う場合、そのキーワードを記入して検索ボタンを押しますね。
そのキーワードがある程度汎用性の厳しいものの場合、結果の数は膨大となります。
その結果が無作為に選ばれた場合、その中から目的のサイトを見い出すのは現実不可能です。
ですから、検索エンジンでは、選りすぐりのサイトをアクセス数やキーワードとのつながりなどを加味した上で上位に生みだすようにしています。
これが「フィルターする」ということになるのです。
ロングテールを会社に生かす方法において、フィルターは用いられています。

RSSとロングテール

ブログなどをしている人は、たぶん見覚えがあるであろう「RSS」。
RSSは、本当はロングテールSEOと密接な関わりがあります。
フィードリーダー、フィード・アグリゲーターという呼び方もされています。
RSSというのは、簡潔に説明すると、あるサイトやホームページ、ブログなどの更新情報を自動で受信できるシステムです。
通常、気になるサイト等は、自分でお気に入り等に登録して置き、定期的に巡回することで、更新しているかどうかを確認するという方法をとります。
ですが、RSSリーダーを登録していると、登録したサイトが更新したまま自動で更新情報が表示され、更新されたことを知らせていただける。
数多くのサイトやブログが氾濫ときの今のインターネット世界において、RSSは七つ道具とも言えるシステムです。
この現代ならではシステムが、なんでロングテールと関わりがあるのかというと、簡単にいえば検索エンジンと同じです。
RSSのシステムによって情報が提供され、ピックアップされていきますが、その情報が広まった先のトラフィックが蓄積されていくことにより、ロングテールが発生するのです。
検索ワードが積み重なってできるロングテールと、意味合い的にはかなり近いものがあります。
ロングテールの仕事に関しても、RSSによる方法はかなり浸透してきています。
ただ、検索エンジンと比較すると量は圧倒的に少ないので、必ずしも模範的尻尾ができるとは限りません。
ある程度グラフが歪になるという点では、検索エンジンとRSSでは多少の違いはあります。
そうして、それぞれのロングテールの質もかなり違っています。
SEOという観点でいうと、両者は大きな違いがあると言えるかもしれません。